動画って、どんなカメラで撮ればいいの?
最近、YouTubeやInstagram、TikTokなどで、自分の日常や旅行を動画で残す人が増えています。いわゆる「Vlog(ブイログ)」というスタイルです。でも、「スマホだと物足りない…」「プロっぽい動画にしたいけど、どんなカメラを選べばいいの?」という悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ソニーから登場したVLOGCAM ZV-1Fというカメラを取り上げます。このカメラは、動画撮影を手軽に、きれいにしたいという人にぴったりな1台。
どんなカメラ?ZV-1Fの基本スペックを解説
まず、ZV-1Fは2022年10月に発売されたコンパクトなVlog専用カメラです。手のひらサイズで、重さは約256g。500mlペットボトルの半分くらいの重さです。
主なスペックは次のとおりです:
- 1.0型センサー(約2010万画素)
→ スマホより大きいセンサーで、暗い場所でもきれいに撮れます。 - 20mmの超広角レンズ(F2.0)
→ 自撮りしても、背景がしっかり入る広い範囲が撮れます。 - 4K/30p動画撮影に対応
→ 高画質でなめらかな映像が残せます。 - タッチ操作対応のバリアングル液晶モニター
→ 自撮りがしやすく、画面を見ながら撮れます。
このように、「軽い」「きれい」「使いやすい」がそろったカメラなんです。
ZV-1Fのここがスゴイ!4つの魅力を紹介
自撮りが超カンタン!超広角レンズの実力
ZV-1Fに搭載されている20mmのレンズは、「超広角」と呼ばれています。これは、目の前の景色をぐーんと広く写すことができるレンズなんです。
たとえば、友達と一緒に写真や動画を撮るとき、スマホだとみんなが画面に入りきらないことってありますよね?でもこのZV-1Fなら、3人でも4人でも、しっかり全員が映るように撮れます。
さらに、レンズが明るい(F2.0)ので、暗い場所でもきれいな映像が撮れるし、背景をぼかして雰囲気のある映像を作ることもできるんです。カメラが初めての人でも、「なんかプロっぽい!」と感じられる映像が撮れるのは、ZV-1Fの大きな魅力です。
スマホみたいにタッチで操作OK!初心者にもやさしい設計
カメラって、ボタンやダイヤルがいっぱいで難しそう…というイメージ、ありませんか?ZV-1Fはその不安を解消してくれるカメラです。
画面にタッチするだけでピントを合わせたり、録画を始めたりできます。操作メニューもスマホのようにスワイプで切り替えられるので、カメラ初心者でもすぐに慣れます。
しかも、動画撮影中には画面に赤い枠が表示されるので、「録画ボタンを押し忘れてた!」というミスも防げます。これはVlogger(Vlogを作る人)にとって、かなり便利なポイントです。
専用アプリでスマホと連携!SNS投稿もスムーズ
撮った動画や写真は、スマホに転送してSNSにアップしたいですよね。ZV-1Fはその点も抜かりありません。「Imaging Edge Mobile Plus」というアプリを使えば、BluetoothやWi-Fiでかんたんにデータをスマホに送れます。
また、スマホをリモコン代わりにして、カメラを遠隔操作することも可能。三脚にカメラを置いて、離れた場所からスマホでシャッターを押す――なんて使い方もできちゃうんです。
軽くて持ち運びしやすい!お出かけにもぴったり
ZV-1Fはとにかく軽くてコンパクト。ポケットにも入るサイズ感なので、ちょっとしたお出かけや旅行にも気軽に持って行けます。
しかも、レンズが沈胴式ではなく固定式なので、電源を入れてもレンズが飛び出しません。カバンから出して、電源を入れてすぐ撮影スタート。テンポよく撮影できるのは、Vlog用としてかなり優秀です。
ZV-1Fは“日常をちょっとおしゃれに記録したい”人にぴったり
自撮りが本当に楽しいカメラ!
ZV-1Fを最初に手にしたとき、真っ先にやってみたのが「自撮り」。これがびっくりするくらい快適で、手持ちでも自分の顔だけじゃなくて背景までちゃんと写せる広さが嬉しかった!
私はふだんカフェに行ったり、友達と散歩したりする時によく撮るんだけど、「あ〜この雰囲気まるごと残したい!」って時にこの20mmレンズがすごく効くの。スマホだと背景が狭くて「ただの顔アップ」になっちゃうんだけど、ZV-1Fなら“自分+風景”をしっかり残せる。
旅先でも大活躍!軽くてポケットに入るって最高
重さが256gって聞いてもピンと来ないかもだけど、実際に持ってみるとめちゃ軽い。しかもレンズが飛び出さないから、バッグから出してすぐ撮影できるのが快適!
この前、鎌倉に行ったときに持っていったんだけど、小町通りの雑踏でも片手でサッと撮れて、カメラを気にせず楽しめたのが大きかった。スナップ撮影にぴったりだなって実感しました。
他のモデルと比べてどう?ZV-1/ZV-E10とくらべてみた!
ZV-1Fって、VLOGCAMシリーズの中で3機種目なんだけど、「じゃあどれを選べばいいの?」って迷う人も多いと思うから、それぞれの違いをざっくり比べてみます。
モデル名 | レンズ | 重さ | センサー | 特徴 |
---|---|---|---|---|
ZV-1F | 単焦点20mm | 約256g | 1.0型 | 自撮り向き、初心者でも扱いやすい |
ZV-1 | ズーム24-70mm | 約294g | 1.0型 | ズーム対応、光学手ブレ補正あり |
ZV-E10 | レンズ交換式 | 約343g(ボディのみ) | APS-C | 本格派、背景ボケに強い |
ZV-1Fの良さは「割り切りの良さ」
- ズームができない代わりに画質と操作性に集中
- 軽さとシンプルさが魅力
- 価格も一番お手頃(7万円前後)
動画に初挑戦してみたい人や、スマホ動画をもう一歩進化させたいって人にぴったり。逆に、「ズームが絶対必要」とか「レンズ交換したい!」って人にはZV-1やZV-E10のほうがいいかも。
撮ってて感じた「ここがいい」「ここは惜しい」
◎ よかったところ
- 背景ぼかし切り替えボタンが便利
→ ポチッと押すだけで“ふんわりボケ”と“くっきり全部写す”を選べるの、すごい手軽! - タッチ操作でピント合わせラクラク
→ 自分の顔にピントをすぐ合わせられるのって、地味だけど本当に助かる。 - 録画中に画面が赤くなる
→ 撮ってるかどうかがひと目でわかるから、うっかりミス防止できる。
△ 惜しいところ
- 手ブレ補正は“普通”
→ 電子式で効いてる感じはするけど、歩き撮りだとブレやすいから、グリップ(GP-VPT2BT)やジンバルとの併用がおすすめ。 - RAWで写真が撮れない
→ 写真をあとでがっつり編集したい人には物足りないかも。 - 夜はちょっとノイズが出やすい
→ センサーは1.0型だからスマホよりは強いけど、暗所には限界あり。
結論:ZV-1Fは“スマホじゃ物足りない人”のベストな1台
ZV-1Fを使ってみて感じたのは、「カメラでVlogを撮るって、思ったより全然カンタン!」ってこと。
難しそうに思えるかもしれないけど、スマホに慣れてる人ほど、タッチ操作の快適さに驚くと思います。
特に、
- 自分で動画を撮ってみたいけど、何から始めていいか分からない人
- 普段のスマホ動画を“ちょっと作品っぽく”したい人
- 自分の世界観を動画で発信してみたい人
には、間違いなくおすすめできます。
ZV-1Fを“もっと楽しむ”活用術&おすすめアクセサリー紹介!
「Vlogカメラ」って聞くと、なんだか本格的で難しそうに思われがちだけど、ZV-1Fは本当に“気軽に動画を撮りたくなる”カメラ。ここでは、私が実際にどんな風にこのカメラを使っているかをいくつか紹介します。
お出かけスナップ × 動画ログ(Vlog)
週末にふらっと鎌倉へ。
この日はZV-1Fとシューティンググリップだけ持って、カフェ巡りと街歩きを楽しんだんだけど、カバンからサッと出してすぐ撮れるのがとにかく便利だった!
20mmの超広角は、食べ物やおしゃれな街角を撮るのに最高。
しかも動画撮影でも背景がしっかり入るから、その場の空気感まで映像に残せる感じがするんだよね。
Point
撮影モードは「おまかせオート」で十分きれい!
手ブレが気になるときは「アクティブモード」をONにすると◎
カフェでの作業風景や商品紹介
最近、Instagramでよく見る「カフェでの作業風景」や「お気に入りアイテムの紹介」もZV-1Fで撮影。
特に気に入っているのが、「商品レビュー用設定(Product Showcase)」モード。
これをオンにすると、自分の顔からカップやアイテムにすっとピントが切り替わるの!
これがびっくりするほどスムーズで、「プロのYouTuberっぽい映像」が撮れる!
例えばこんなシーンにぴったり:
- 新しいノートや万年筆の紹介
- カフェのラテアートを映したいとき
- コスメやアクセを使ってみた動画
夜の街スナップ × モノクロ動画も面白い!
夜の撮影って難しいイメージあるけど、ZV-1FはF2.0の明るいレンズだから意外とイケる。
特に好きなのが「クリエイティブルック」のモノクロ設定(BW)。
夜のネオンや車のライトがきらきらして、フィルムっぽい味のある映像になるのがすごく好き。友達からも「これスマホで撮ったの?」って驚かれたくらい。
Point
ISOは自動設定でも大丈夫だけど、暗所ではノイズが出やすいから感度は控えめに。
少し明るい場所や、照明がある店の前などをうまく選ぶのがコツ。
もっと便利に!ZV-1Fにおすすめのアクセサリー3選
「せっかくならもっと活用したい!」
そんな人に向けて、私が実際に使っている&これはマジで便利だと思ったアイテムを紹介します。
シューティンググリップ「GP-VPT2BT」
※画像引用:Sony公式
Bluetoothでカメラと接続できて、シャッター操作も録画もボタンひとつでOK!
しかもミニ三脚にもなるから、カフェのテーブルやベンチの上でも自撮りができちゃう。
これは正直、ZV-1F買ったらセットでほしいくらい便利。
設定は「Bluetoothリモコン:入」にしてから、PHOTOボタンとズームボタン(T)を長押しでペアリング。
SDカード「SF-Gシリーズ(UHS-II)」
ZV-1Fで4K動画を撮るなら、書き込み速度が速いSDカードは必須。
おすすめはソニー純正の「SF-Gシリーズ」。ちょっと高いけど、安心感あるし、転送も超高速なのでストレスフリー。
例:SF-G128T(128GB)
読み込み最大300MB/s・書き込み最大299MB/s
NDフィルター(40.5mm)
屋外の昼間に明るすぎて白飛びしちゃうこと、よくあるよね?
ZV-1Fはフィルターが装着できるので、NDフィルターをつければ明るさを抑えて、絞り開放F2.0の“背景ぼけ映像”がしっかり楽しめるよ!
私が使っているのはKenkoのND8。ねじ込み式で、ZV-1Fのレンズ径40.5mmに合うものを選んでね。
まとめ:ZV-1Fは、日常がちょっと楽しくなる“映像の相棒”
ZV-1Fは、カメラっていうより「いつもそばに置いておきたいツール」みたいな存在。
スマホみたいに手軽で、それでいて一歩進んだ映像が撮れるから、“自分らしさ”を表現したい人にこそぴったりだと思う。
もちろん、完璧なカメラじゃない。
ズームはできないし、夜はスマホよりちょっと弱い部分もあるけど…
でも、それ以上に「撮るのが楽しい」「使っていてワクワクする」って感じさせてくれる1台。